ファクタリングの是非を考える前に重要なことがあります。それは是非という言葉です。是非という言葉は是と非から来ています。是とはそのことを良しと考えることを指します。
英語で言えばイエスといったところです。非はそのことを良くないと考えることを指します。英語でいうところのノーにあたる言葉です。つまり、是非とは全く逆の言葉を組み合わせた単語であり、良いか悪いかを判断するというときによく使います。
ファクタリングが良いのか悪いのかということは一概にいうことが出来ません。資金繰りに困った企業が無担保でお金を借りられるといえばかなり良いようにも思えます。確かにスピードや利便性、融通などにおいてはファクタリングは非常に優秀な資金調達の手段です。ただし、利子などは銀行融資などに比べて高く、多用することがむしろ経営を圧迫する可能性もあります。
そのため、状況を見極めて使う必要がある手段となっています。経営者は何としても企業を存続させなければなりません。それゆえに資金調達手段も色々なものが模索されます。もしも企業が倒産してしまうと、従業員、お客さん、株主、取引先などに多大な迷惑が掛かってしまいます。
経済的な損失も少なくありません。企業を作ったときは少しの人数だったとしても、経営していく中で多くの方にかかわっているという事実があります。そんな中でベストな選択肢は何なのかについて考えてみることが経営者の義務となります。