ファクタリングでの担保価値には、売掛債権の種類によって歴然とした差があります。価値の高い売掛債権を有している場合はそれだけ審査もすんなりと通る可能性が高いですし、融資金額も高くなるとか、金利が低くなるといったメリットを享受できる可能性が高いでしょう。価値の低い売掛債権しか有していない場合はこの逆になります。ファクタリングを利用する企業側が売掛債権の価値を左右するようなことは難しいですが、頭に入れておくくらいは必要でしょう。

ファクタリングでの担保価値としては、結局のところその債権が期日到来時にしっかりと償還されると期待できるものほど価値が高いことになります。債務者がそれだけ信用できる相手であるほど良いということです。公的な機関とか、それに類する機関ほど良いでしょう。一方で、もしかすると支払いを滞らせてしまうかもしれないと思われるような相手が債務者の場合はあまり信用できないということになります。

あくまで一般論ですが、公的機関が最も信頼性が高く、次いで有名企業や大企業、中堅、中小企業、零細企業、最後に個人というような関係になることでしょう。また、期日までの期間についても重要な要素です。1か月後に支払う約束の債権と、3年後に支払う約束の債権とでは、額面が同じで債務者も同じであっても信用性が異なるのは理解できるでしょう。期間が長いとその分だけその間に何が起こるか分からないということになるからです。

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